カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

読み方いろいろ by かなこ

2004/11/22

さて、今日は二十四節気の「小雪=しょうせつ」。
来月7日は「大雪=たいせつ」。
そうして冬至が来て冬まっさかりになる・・・。
小雪(しょうせつ)の頃には、関東や近畿地方では木枯らしが吹くとか。
そういえば先日「東京では木枯らし一番が吹きまして〜」とニュースになっていましたものね。
小雪
さて、「小雪」という文字を見た時、ほとんどの方は「こゆき」と読むと想像します。
勿論、私もそう読むでしょうね。

『今日11月22日は小雪で12月7日は大雪です。』
と書いてあったなら、私なら
「あら今日は雪がチラチラ降ってくるのね!

7日は大雪=おおゆきになる訳〜?」
と勘違いするに違いありません。
「ふりがな」があれば分かりますし、言葉で聞けば分かりますけれど。
ニュースなどでは必ず「二十四節気の○○」と言ってくれますが、カレンダーなどにはふりがなは書いてなくて、漢字表記だけのものもありますよね。
「学があれば言わずもがな分かるでしょうに。」って言われそうかな?

世論=せろん とも よろん とも読む。
競売=けいばい とも きょうばい とも読む。 
水面=すいめん とも みなも とも読む。
読み方いろいろ。

一昔前のある演奏会でのこと。
筝の曲に「水面」という曲があるのですが、司会者は『続いての曲は「すいめん」です。』と紹介しました。
実はこの曲「みずも」という曲。
譜面のタイトルは漢字表記だけで「ふりがな」が無いのですから仕方がないのでしょうが、正確なタイトル名じゃない訳ですよね。
私は作曲者の先生から直接この曲名をお聞きしたので、「みずも」とインプットしていましたが、もしお聞きしていなくて譜面を見て判断していたなら「すいめん」と思い込んでいたかもしれません。
そう思うとなんだかドキドキします。

ちなみに昨日の新聞の「おもしろ話」は新紙幣にちなんだ話で、「樋口一葉=ひぐちいちよう」を「おけぐちいっぱ」と読んだ人が居たということが載っていました。
漢字って難しい・・・、読み方って難しい・・・、の雑記でした。

木古内町文化祭 ロビーコンサートのリポートをアップしました。

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