カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

実は料理好き by endy

2004/11/11

●自分さえうまければ

私、実は料理をするのが嫌いではありません。
いやどちらかというと好きなほうでしょう。
レパートリーはかなりかたよっています。
誰もが作るカレーから始まって、チャーハン、オムライスなどは比較的よく作るほうですし、食べてくれる知人達にも評判のいいものです。

どのメニューもありきたりなものではあるのですが、どれも自分なりのこだわりと工夫を凝らしているつもりです。
カレーの肉はいつも豚、絶対、牛より豚。
チャーハンは具にレタスを使ったり、あんかけにする場合が多いですね。
オムライスは今では珍しくなくなりましたが、トロトロ卵という具合です。
どのメニューも自分さえうまければ他人はまずくてもよい、というポリシーで作られます。
裏を返せば、「自分が美味しくないと思うものは他人には出せない」というつもりなんですけど。

●餃子の工夫

餃子には一時期かなり凝った時期がありました。
羽付餃子というのがあります。
焼くときに小麦粉を水で溶いたものを鍋に入れるものです。
焼きあがるちょっと前にごま油を鍋肌にたらすと、パリパリした薄いお煎餅のような膜が餃子の周りにできるんですが、これが見た目にもパリパリ感が増して、実に美味しそう。

工夫はそれだけではありません。
あの手の飲茶系は、皮を破ったときに出てくるスープが醍醐味です。
その為に、私はスープをゼリー状にして具に混ぜます。
ゼリーは焼きあがったときに溶けて、スープとなって破れた皮からあふれ出します。
具にはあえてにんにくは使いません。
その代わりセロリをみじん切りにして、さわやか感を出します。
食感を面白くするために海老を入れます。(冷凍エビですけど)

●牛スジの煮込みが食べたい

そんな私ですが、先日どうしても牛スジの煮込みが食べたくなりました。
というか作りたくなったというほうが正確かもしれません。
作り方は簡単。
まず茹でてアクを出してよく洗い、その後酒を入れたお湯で煮て柔らかくします。
その後、酒、しょう油、みりん等の調味料で煮込んでいきます。
一緒にしょうがと鷹の爪を入れておくと、香りもよくなりますし味も締まります。
数時間後には、スジのゼラチン質がフニャフニャになっていい感じです。

牛スジのほかには、今回はこんにゃくを手でちぎって一緒に煮込みました。
やはりちぎった方が味が染み込みますし、食感もいいようです。
野菜は入れませんでした。
食べるときにネギを焼いて添えるといいかもしれません。
また色味としては、サヤエンドウなんかいいですね。
ゴボウなどは牛肉と相性が良さそうなので入れてみるといいかもしれません。
ちょっと濃い目に味付けしておけば、冷蔵庫でしばらく持ちますし、困った時の一品になりますので、お試しあれ。

あ、この牛スジの煮込みを作る時に困ったことがひとつ。
売ってないんですよ、牛スジが。
私の場合、市内のスーパーやホルモン系のお肉屋さんを数件回ってやっとゲット。
キロ千円程度でしょうか。
今晩のおかずにと思った方、作り方は簡単ですが、時間はかかりますので覚悟して作ってくださいね。

木古内町文化祭 ロビーコンサートのリポートをアップしました。

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