カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

耳なし芳一の理由 by かなこ

2004/09/27

秋分の日も過ぎ昨日は彼岸明け。
早くも今年の9月は去り行く・・・。
あんなに「暑い!暑い!」を連発していた夏をすでに忘れかけています。
暑さ寒さも彼岸まで・・・とはよく言ったものですね〜。

昨日26日は、小泉八雲(随筆家・小説家)の命日で今年没後100年とか。(明治37年没)
小泉八雲のお父様はイギリス人、お母様はギリシャ人でギリシャで生まれたんですって。
7歳の頃にはすでにお父様もお母様もお亡くなりになっていたそうですし、怪我のために左目は失明し、また 極度の近視だったとか。

日本に帰化する前の名(本名?)はラフカディオ・ハーン。
日本女性と結婚したんですね。実に「人に歴史あり」。
私にとっての「小泉八雲 連想ゲーム」は「松江」→「怪談」→「耳なし芳一」。
何故「雪女」や「ろくろ首」を連想せず「耳なし芳一」を連想するのか。
何故だと思います?
邦楽器演奏者の琵琶法師の話だからだと思います?

いいえ・・・。
何故この話をすぐに連想するのかというと、私は考え事をしながら買い物をするタイプと言いますか、集中力不足で買い物に行く場合が多いものですから、買い物に行く時には買う物をメモに書いて持って行くことにしているんです。
が、書いた紙を持って行く事をしょっちゅう忘れるんです。
そこで思いついたgood ideaは左手首の内側をメモパッドにすること!
そうすれば絶対に忘れたくても忘れられない?訳で、我ながら良いアイデアだと思って頻繁に使用する左手首内側メモパッド。
筆ペンで書いたりしちゃうこともあるんです。

ある時、一人のお弟子さんに「先生 それだけはやめてください。
汚いしすごく目立ちますよ。耳なし芳一じゃないんですから・・・。」と言われたんです。
以来、左手首内側メモパッドを見るたびに「♪ラフカディオ・ハーン♪」の反芻と、「琵琶を演奏する芳一の姿」が頭の中に現れるんです。
だから連想する話という訳なんです。
(くだらない話で大変失礼いたしましたm(_ _)m)

話は変わって。
明後日・28日は十五夜ですね。
月にまつわる怖い話って何だろう?
私が知っているのは「満月の夜、何かが起きる。」の「狼男」かな?

でも今年も十五夜さんの日は、お月見だんごとススキ・ほおずき・栗などをお供えして、「月でうさぎがお餅つきをしているの図」を思い浮かべて過ごすことにしますわ。

♪更け行く〜秋の夜〜♪

第13回秋韻コンサート(9/11)のリポートをアップしました。

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