カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

世界の絵本作家展 by かなこ

2004/07/26

今年の夏はここ函館にも「盛夏」といえる暑さが訪れています。
昨年は冷夏で夏気分を味わえないまま「秋」に直行でしたから、今年の夏気分は本当に楽しいです。
ノースリーブを着ているのですもの!
(昨年はその上にカーディガンを羽織ったような・・・?)
子供達は夏休みに突入。
充分「夏」を満喫することでしょうね。

24日土曜日に北海道立函館美術館に行ってきました。
「世界の絵本作家展〜大いなる≪子ども≫たち〜」の開催初日だったんです。
かわいい子どもたちも招待されていました。

大胆な絵、繊細緻密な絵、可愛い絵、幻想的な絵、神秘的な絵、すこぶる美しい絵、明るい色彩の絵、寒色の絵・・・etc.
それら原画は新鮮な感動を与えてくれました。
幼稚園児が多い館内とは思えないほど静かでしたから、きっと子どもたちは眼をキラキラさせて鑑賞していたのでしょうね。

『絵本作家達はイマジネーション豊かで個性的な魅力あふれる絵とことばによって、幼い子どもたちに語りかける力をもった数多くのすぐれた絵本を生み出してきました。
それらの絵本はまた、子ども時代が遠ざかっていくにつれて眼にはみえない大切なものを見失っていきがちな大人たちにも、遠い日のきらめきを思い出させ、ゆったりとした安らぎやほほえみや元気を与えてきました。』

『懐かしくもわくわくするような美しい絵本の世界を通して、各自がそれぞれの<内なる子ども>に出会い、楽しいひとときをお過ごしくださいますように・・・。』

上記の文章が図録にあり、その言葉にも若干感傷的になり発想を膨らませること(イマジネーション)を縮ませたくはない!と思ったりしました。
童心に返るということとも少し違うと言いますか、純粋な気持ちになっている自分に気が付く・気付かせてくれるものの一つが絵本なのかもしれませんね。

フィンランドの作家ユリア・ヴォリの作品で、現代女性のリアルな日常を描いたコミックっぽい「ぶた」という絵本がありました。
なかなかに楽しい絵でしてその主人公の「ぶた」が三味線を弾いている絵を見つけ、

「あッ!練習しなきゃ!」と思った私。

時としてはメルヘンおばさんになれる私なのですが、コンサートが近いと現実に引き戻されますね〜。
「必死で三味線を弾く加奈古ぶた」をご想像くださいませ。(^0_0^)

函館音楽協会春季定期演奏会第92回函館三曲協会演奏会のリポートをアップ。

感想・ご意見をお聞かせください。

miyazaki.kanako@gmail.com