カナコラム  (更新は毎週月曜・木曜の予定です)

秋韻後日談

2003/09/08

一昨日6日に開催しました私のコンサート「秋韻VOL12」は、無事盛会のうちに終了いたしました。
前日から降り始めた雨も上がり、落ち着いた気持ちでのコンサート開演でした。
緊張の極致・・・といった感のコンサートでしたが、今年も満席以上の皆様に来聴をいただき、思う存分演奏できました。
詳しくは管理者endyさんが、近々このホームページにアップしてくれる予定です。

昨日、賛助してくださった菅原さん(尺八)が、「曲数にしても、曲の内容にしても、リサイタル以上のヘビーな(重さのある)コンサートでしたね。
体力・精神力ともに強いですね!」と、何気ない会話の最中に笑顔でおっしゃいました。

咄嗟に返答する言葉が見当たらないほど、思いがけない感想の言葉でした。
プロの音楽家、演奏家からのその言葉は、「ご褒美の言葉」のように聞こえました。

邦楽演奏家という立場である菅原さんならではのこの感想の言葉は、「秋韻」が最も強靭な私の勉強の場であると自覚するにふさわしいコメントかもしれません。

今回のプログラムの「秋のうた(2楽章)」「蒼月譜(3楽章)」の「楽章」を数に加えるとすれば単純計算でトータル12曲。
それにアンコールの曲=13曲という曲数。
第1部は個性的な難曲?の羅列であり、第2部は弾いたり歌ったりのコンサートでしたから、確かにハードだったかもしれません。
おまけに菅原さんには、私のソロ以外の曲すべてに参加していただくという超贅沢なコンサート。

ご来場の皆様からもたくさんの感想を頂きました。
「第3部があればいいのに!と思ったほど短く感じました。」
という感想もいただいたりして・・・。

函館に根を下ろして、ある意味覚悟を決めての活動の中に居て、「筝奏者」という肩書きの一個人が出来る事などたかが知れていますが、この小さな小さな世界をもうしばらくの間、楽しく充実させたい・・・などとしみじみと思った次第です。

「さてと、また新たな出発をしなくちゃ。」といった心境で居ります!
  

かなこ

 

8/30(土)全道ハーモニカコンサートのリポートをアップしました。

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