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甘い香りとナルシスト

2003/02/13

先日、なにげなく見ていたテレビの画面いっぱいに「スイセン」の花が映り、香りまで漂ってきそうでした。

北九州からのニュースでして、その「スイセン」は「ニホンズイセン」という品種ということでした。
実はこの「ニホンズイセン」は地中海→中国→日本と伝わったものなんですって。
学名は「ナルキッスス・タゼッタ」。
「スイセン」はギリシャ語で「ナルキソス」といい、ギリシャ神話「ナルキソス」からきているとの事。
自分自身に恋をしたという「ナルキソス」のお話は「ナルキシズム」という言葉を生み、また、自己陶酔者「ナルシスト」・ギリシャ語の「ナルキソス(麻酔)」という言葉にも繋がっているそうです。

甘い香りがする花で、花言葉は「自己愛」。
「甘い香り」って、具体的には、どんな香りなんでしょう。
今まで「スイセン」の香りを丁寧に把握した事はありませんでした。

我が家の庭にある数種類のスイセン達はもうちょっと先の春を待っています。
私は、「口紅スイセン」「ラッパスイセン」ぐらいしか「スイセン」の種類を知らないもので、あとは「変わったスイセン」という総称で呼んでいましたが、それぞれに「名称」「歴史」「由来」があるのでしょうね。

かの昭和天皇は「雑草という名の草はない。」と申されたとか。
今年は、我が庭の植物の正式名を見つけてあげて、少しはルーツを調べてみようかな、と思った次第です。

春はもうすぐ訪れますね。
待ち遠しいです。

かなこ

  

ザ・グレートベアーズ ニューイヤーコンサートをアップしました。

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