カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

今夜は日本酒! by endy

2004/12/23

ども、かた焼きそばを愛してしまったendyです。

●お酒は専門家に

私、根っからの酒飲みというほどではありませんが、嫌いではありません。
でも出不精ですので、外で飲むことはほとんどなく、自宅か友人の家で飲むことが少なくありません。
函館は食べ物が美味しいですし、私自身、料理を作ることが好きだったりしますので、自宅でも十分楽しめるわけです。

お酒はとりあえずビール、発泡酒、焼酎、ワイン、日本酒等々と何でも飲みますが、できれば美味しいお酒がいい。
もっと言ってしまえば、肴となる料理に合うものがいい。
とは言え、自慢できるほどの知識も経験もお金もありませんので、こういう時は専門家に聞くのが一番だと思ってます。

●きりたんぽしない?

先日、やはり料理好きの友人から、こんな誘いが。
「秋田の親戚からきりたんぽを送ってきたので、みんなできりたんぽ鍋をやろうと思うので来ない?」
きりたんぽか・・・あのもち米で出来たちくわの出来損ないみたいなやつですよね。
私、ちくわの磯辺揚げは大好きですが、美味しいきりたんぽを食べたことがない。
ここはひとつ、秋田から送ってきたというきりたんぽを食べに行くことにしました。

でも手ぶらで行くのもなんだと思い、手土産にお酒でも持っていこうと考えました。
秋田のきりたんぽにはやっぱり秋田の地酒だろう、と思い、函館でも美味しい日本酒を扱っている酒屋さんに行きました。
そこの店主はとにかくお酒が好きらしく、お酒の話を始めるととにかく長い。
でもその話を聞くのも、私には楽しいことなんですけど。


●きりたんぽに合うお酒とは?

お店では当初の目的どおり、店主に秋田の地酒のオススメを選んでもらいました。
そこでそのまま帰ればよかったのですが、ついついテーブルにたくさん並んでいる焼酎に目がいってしまった。
そういえば最近は空前の焼酎ブーム。
特に鹿児島、宮崎辺りの焼酎はなかなか手に入らないものもあるらしい。
たまたま、その数日前に焼酎にしてはちょっと高めの鹿児島の焼酎を頂く機会があったのですが、それがまた実に美味しかった。
そんな記憶が頭をよぎったのです。

レジのカウンタに置いてある秋田の地酒を前に、店主に聞いてみました。
「鹿児島の焼酎はありますか?」
「ありますよ。」
「やっぱり、焼酎にしようかなと思うんですが・・・」
「はい、いいですよ。どんなのがいいですか?」
「実は今日はきりたんぽ鍋なんですが・・・」
「あ、そうなの!だったら絶対秋田の地酒にしなさい。悪いことは言わない。絶対そっちのほうが美味しいから。」
「あ、そうでしょうか・・・」
その後、日本酒やら焼酎に関するウンチクをひとしきり聞かされて、早くもほろ酔い気分になってきましたので、店主の言うとおり秋田の地酒をチョイス。

●果たして地酒は正解だったのか?

友人宅について、きりたんぽ鍋を見せてもらいました。
どうやら鍋セットらしいのですが、きりたんぽを始め、野菜、鶏肉、だしにいたるまで全てが秋田の食材。
特に鶏肉はあの比内地鶏!
そんなもん、函館じゃ滅多なことじゃ口にすることは出来ません。
きのこは秋田産の舞茸。
これが実にいい香り。
さぁ鍋もグツグツ言い始め、準備もOKです。

まずはきりたんぽから。
おぉー!これがきりたんぽというものか!実に旨い!
そして比内地鶏!あぁなんて味があるんだ!
次は舞茸!うーん、きのこってこんなに美味しかったっけ?
それらがダシと相まって素晴らしい鍋に仕上がりました。
それならば、酒は秋田の地酒です。
おちょこについで、グイッと・・・。
旨・・・。
あー、やっぱり地酒でよかったんだ。
今流行りの淡麗辛口ではない、ちょっと濃い目。
このくらいの飲み応えがないと、この鍋に申し訳ない。
お蔭様で友人たちと飲み分けた地酒一升は、あっという間になくなりました。

もうすっかり鍋が美味しい季節。
誰か私を鍋に誘ってください。
地酒持参でお伺いします!

気ままに筝ライブ vol.2 のリポートをアップしました。

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