カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

名前あれこれ その1 by かなこ

2004/06/07

皆様はご自分の名前は好きですか?
「好きも嫌いも無い。決められたのだから使っている。」
と思っている方もいるでしょうね。
仕事柄?いろいろな名前を拝見しますが、命名の由来を知りたくなったりします。

拉致被害者のご息女・ご子息の日本名が公表されましたね。
その名をどんな思いでお考えになったのでしょう。
ご両親の心境は計り知れないですよね。

さて私の名は加奈古 由来は・・・。
その1 
訛らずに呼んでもらえる名前を付けたかった。
(方言が強い身内が居たらしいんです。)
その2
「子」という文字は一般的に多く使われているので
「古」という文字を使用した。(父の思いつきらしい・・・。)
まあ、なんのこっちゃーない命名かも。
が、この「古」が巻き起こした「トホホ」の事件が過去に2回ほどあったのです。

一度目は小学校の頃、作文で賞を頂き表彰式に行った時のこと。
自分の名前が呼ばれるのを緊張の中で待っていました。
「宮崎カナキチくーん!!!」とひと際大きな声で呼ばれ、ポカ〜ンとしている私。
同伴していた母が「家の子は女なんですけど・・・。」
賞状には「吉」の字の「一」をカミソリで消した跡がありましたっけ。
(修正ペンなど無い時代ですから。)

二度目は十数年ほど前の「初春巴の賑わい」でのこと。
名士でもない私ですのに名士劇「仮名手本忠臣蔵」に出演したのです。
与えられた役は塩谷判官の奥方「顔世御前」という悲しい役。
プログラムを何気なく見ると「筝演奏家 宮崎加奈吉」の文字・・・。
一瞬目が点!
「なんで〜?」ひそやかに抗議?しました。
結果、当日の会場ロビーには「宮崎加奈吉 改め 宮崎加奈古」と書いた大きな張り紙が・・・。(改姓した訳じゃないもん。)

ちなみに名前を聞かれるたびに
「かなこ の こ は古いという字ですから!」と
強調するようにしています!

「花ちゃん」「亀君」「太郎君」という名前に関する面白話は次回、乞うご期待!

函館音楽協会春季定期演奏会第92回函館三曲協会演奏会のリポートをアップ。

感想・ご意見をお聞かせください。

miyazaki.kanako@gmail.com