カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

プレゼントはいらない by endy

2004/04/15

ども、自転車で坂道はキツイendyです。

●本日、誕生日でーす!

実は私、本日誕生日を迎えてしまいました。
男とはいえ、もう誕生日を迎えても嬉しくない年代です。
それでも律儀に毎年誕生日はやってきます。

まだ小さい頃、幼稚園とか低学年の頃でしょうか、誰かの誕生日というと家に遊びに行っては簡単なプレゼントをあげて、ケーキとサイダーかなんかを飲んだりしてという、いわゆるお誕生会を開いたりしていました。
当然、仲がいいお友達同士でそういったお付き合いはされるわけですが、私の場合、誕生日が4月のため、クラス替えや席替えなどといったことがされる場合が多く、「仲の良さ」が一度リセットされることもあって、自分の誕生日だけが忘れられるという思い出が少なくありません。

4月をスタートにして、友人との新密度は増していき、翌年3月いっぱいでピークを迎え、そして4月に再びリセットされるわけです。
席替えやクラス替えならまだしも、学校や住所まで変わってしまうこともありましたから、誕生日を祝ってもらったという思い出を覚えていません。

●素直に喜べない

これが悔しかったり悲しかったりするのかというと、豈図らんや実はそうではなかったりします。
どうも他人に祝ってもらうのが苦手なようなのです。
「おめでとう!」なんて言われても、恥ずかしくて仕方がないんですね。
自分から誕生日を祝って欲しいなんぞとは、口が裂けても言えませんし、せっかく作ってくれた手作りケーキも、甘いものが苦手な私にしてみれば恐怖でしかありません。

それにも増して、プレゼントをもらうというのが苦手なんです。
プレゼントをもらうのに苦手も不得意もあるものかとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、正直なところを申し上げますと、プレゼントをもらっても嬉しくないんですね。

海外の投稿ビデオを紹介する番組で、プレゼントを渡す時の様子を見たりするのですが、外国の方は喜ぶのが上手ですよね。
「オーマイガー!コーレハワタシガ3カゲツもマエカーラホシカッタモノデース!」
おいおいホンマかいな・・・と思ってしまいますが、ここまで言わないにしても、「嬉しくない」という気持ちが、知らず知らずのうちに表情や言葉に出てしまうらしいのです。

考えてみれば私にはそれほど物欲がないらしく、欲しいものというのは限られています。
やっかいなことにそれらは他人からもらうのではなく、自分で手に入れてこそ嬉しいものがほとんどなのです。
これは「もらったプレゼント=欲しくないもの」が多いことを意味しています。

だから誕生日やクリスマスなど、プレゼントをもらったり交換しなくてはいけない時はちょっと憂鬱になってしまいます。
どんな顔をしてどんな喜びの言葉を言わなくてはいけないのかと思うと、表情はこわばり唇は渇き、目はうつろで嫌な汗が出てきて・・・、要するに素直に喜べないのです。

●あげるのは好き

それに反してプレゼントをあげたり考えたりするのはとても好きです。
ひょっとして根っからの貢クンなのかもしれません。
最近は「プレゼントをする」なんてことはめっきり少なくなってしまいましたけど。

私のプレゼントの基本は、自分がもらって嬉しいものです。
「こんなもんいらないよ。」なんて言ってもらおうもんなら、「じゃー頂戴!」と言えるんじゃないかとワクワクしてしまいます。
従いまして同じプレゼントをあげるにしても、自分が欲しくないものをあげるときは楽しくもなんともありません。

さて、今年の誕生日は東京で過ごすことになりました。
楽器屋さんを訪ね、美味しい餃子を食べ歩き、夜は知人宅で手料理をご馳走になることになっています。
久々に楽しい誕生日になりそうです。

そういえば、明日は宮崎さんのお母さん美音和さんの誕生日。
昨年は宮崎家にお呼ばれして、一緒にお祝いしていただきました。
このついでにお祝いぐらいが、私にはちょうど居心地がいいです。
来年はまた呼んでくださいねー!

3/21(日)どどんと道南ラジオの公開生放送のリポートをアップしました。

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