カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

自転車に乗って by endy

2004/04/08

ども、どら焼きは苦手なendyです。

●自転車通勤スタート!

先週はこれで見納めとも思える春の大雪で、自転車ダイエット作戦は志半ばで断念せざるを得ませんでした。
今週はやっと函館にも春が来たかと思える陽気。
本格的に自転車通勤を始めることにしました。

何せここしばらくほとんど運動らしい運動をしていませんでしたので、身体はなまりになまりきっております。
案の定、初日のペダルは鉛のように重かった・・・。
会社に到着してからしばらく、足がプルプル震えてました。

しかししばらくすると、身体中の血がグルグルかけめぐっているのがわかります。
よほど今までは血行がわるかったのでしょう。
外の風は冷たかったのですが、身体はほてっています。

●止まらないのがコツ

自転車で通うにあたって、出来ることなら最短距離を通りたいと思い、いろいろ試行錯誤してみました。
運動のため、ダイエットのためとはいえ、少しでも楽したいですから。

普通に考えれば、一番距離の短いコースがいいような感じがするのですが、どうやら違うらしいことに気がつきました。
最短距離を走るためには、近道、裏道を駆使して目的地まで行くことになるのですが、そうやって選んだルートが必ずしも早く目的地に辿り着けるとは限らないのです。

私が現在使っているルートは、多少距離は長くなりますが曲がり角や交差点のないまっすぐな道です。
自転車に乗っていて一番苦労するのは、こぎ始めです。
最初にペダルを踏んでから、安定して走り出すまでに力がいるのです。
ということはなるべく自転車が止まらないようにするのがコツなわけです。

曲がり角の多い道は歩けば距離的に短くなりそうなんですが、自転車ではどうしても車や人が出てくるのか確認するためにゆっくり走ったり、一度止まることが多くなります。
そうなると、また最初からこぎ始めなければいけないので疲れますし、結果的に遅くなってしまいます。

それに気付いてからというもの、出来るだけ自転車から降りないように走る工夫をするようになりました。
遠くに信号が見えたら、ちょうど信号に辿り着いた頃に青になるようにスピードを調節するのです。
おかげで朝なら片道30分はかかっていましたが、今では25分を切るようになりました。
心なしかペダルを踏む足も軽い気がします。
自分では「やった!」という発見だったのですが、皆さんはご存知でしたでしょうか。

●道が伝えてくれるもの

普段は車での移動がほとんどなのですが、人の力で移動するスピードになると視界に入ってくるものが変わりますし、「道」から感じるものも随分変わります。
車や徒歩ではあまり気がつきませんが、平坦な道路が少ないことにも驚きます。
一見まったいらに見える道ですが、わずかに傾斜しているのです。
その傾斜がペダルを踏む足に、重さとなって伝わってきます。
思えば人の人生も同じようなもんです。
時々、周りを見渡せるようなスピードで走ってみると、いろんなことが見えてくるもんです。

いいことづくめの自転車通勤ですが、軍手をはいたスーツ姿の中年男が、必死の形相で坂をのぼっていく姿はかなり異様かもしれません。
そんな姿をみかけましたら、大きな声で応援してくれなくて結構です。

心の中で「ガンバッテ!」と声をかけてあげてください。

3/21(日)どどんと道南ラジオの公開生放送のリポートをアップしました。

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