カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

二の字 by かなこ

2004/02/02

今日は2月2日。
ふたつとふたつ、2コと2コ=ニコニコの日(*^_^*)

2004年が幕開けしてから、早くも一ヶ月が過ぎましたね。
函館は本当に雪が少ない冬です。
雪かき業務の無い12月、1月。
『雪かき=肉体労働』をすることが少なくて、体重増加傾向の私。

さて、毎年雪の季節に思い出す句
『雪の朝 二の字二の字の 下駄のあと』
     (柏原陣屋藩 田捨女作)

この句を思い出す時は番傘と小粋な着物と下駄、そんな姿が必ず目に浮かびます。
和服を着た華奢(きゃしゃ)な女性が一人、うっすらと積もった路地の雪。
そこには「二」という文字に見える下駄の歯のあと・・・
な〜んてなんともいえないムーディーな風情ではありませんか!
今では映画やドラマのシーンでしか見られなくなった情景なのでしょうか。

私も最近は下駄を履くことがありませんわね〜。
下駄って若干履きにくいというか、バランスを崩しやすい履物かも・・・。
ゆえに歩く時の姿は優雅?
歩が緩やかでしっとりと見えるかも。
ましてや雪の道では着物の裾に雪が跳ねないように、足元に気をつかいながら歩く=おしとやかに見える?
私なんぞは着物を着ていようと草履を履いていようと、着物の裾を翻してバッサバッサと早歩きですものね〜=>反省。

昔は雪の地方では雪下駄といって、下駄の足先の部分を覆ったカバー(ツマカワ=爪皮)に毛皮が付いた下駄を履く人がほとんどでしたね。
函館市立博物館には昔の「雪下駄」が展示されてるようですよ。
(あ〜ぁ、捨てなきゃ良かったな〜。)
現在も雪下駄も下駄も売られてはいるようですが、下駄の歯は改良されて安定感のある形のものが主流らしく、「二の字」のあとは見られないかもしれません。

♪下駄を鳴らして奴が来る〜腰に手ぬぐいぶら下げて〜♪
かまやつひろしが歌ったこの歌も懐かしい。
カランコロンと下駄の音。バンカラ(=死語?)

最近なんとなくレトロ気分の宮崎です。

1/18のNew Year 筝 コンサートの様子をアップしました。

感想・ご意見をお聞かせください。

miyazaki.kanako@gmail.com