●耳についてはなれない
最近、耳についてはなれない歌があります。
それは「ハトマメ」という歌で、「さんまのからくりTV」という番組の中の企画曲です。
歌っているのは、「ファニエスト外語学院」という日本語が危うい外国人が、日本の文化を勉強するというような趣旨のコーナーに出演する外国人4人。
そもそも番組の中の企画で生まれた曲ということで、さほど期待もしていなかったのですが、これがなかなかよい。
作詞作曲は槇原敬之。
そう、あのSMAPが歌う「世界にひとつだけの花」を作った人です。
名前は知らなくても、紅白のトリで歌われたこの曲を耳にしたことのない人はほとんどいなにのではないでしょうか?
実は槇原敬之という人、最初はどうも好きになれませんでした。
歌詞の内容が、女の子を思う男の子の気持ちをあまりにも軟弱に表現していて、若かった私にはなじめなかったのかもしれません。
その後、彼は「ある事件」を経験することになったのですが、その後に歌う曲のテーマがとても大きくなってきたような気がするのです。
●世界はひとつ
今回の「ハトマメ」という曲の内容ですが、
「ある日、神社の境内で、ハトを目の前にして、ハトのエサである『ハトマメ』を食べている外国人を見つけた。僕は『それはハトの食べるものだよ』と教えてあげたかったけど、英語は得意じゃなかったので話しかける勇気がなかった。僕はその時心に決めた、英語を習おうと。」というもの。
いかにも「ファニエスト外語学院」というコーナーにぴったりの内容です。
しかもこれはただ単に「英語を習おう!」というだけに留まっていないのです。
英語を習うことで、ヨソの国の言葉を話せるようになることで、世界はひとつになって、そして平和になっていく。
そんなメッセージを感じるのです。
しかもアメリカ、アフリカ、モルジブと様々な国の人が歌っているこの曲をうまいこと編曲して、その持ち味を引き出しているのです。
●ペラペ〜ラ・・・
実は私も小学生の頃、英語を習っておりました。
それは受験の為の英語ではなく、英語を話せるおばさんが寺子屋のような感じで毎週日曜日にレッスンをしてくれるというものでした。
ここに通うことになったとき、私は真剣に思ったのです。
「あぁどうしよう・・・。学校の授業で、『はい、次は遠藤くん!』と先生に呼ばれた時に、思わずペラペ〜ラとつい英語でしゃべってしまったら・・・。かっこいいけど、恥ずかしい・・・」
そんな心配をヨソに、今の私は外国人がそばに来ると下を向き、こっちを向いたら視線をそらし、話しかけられたらひたすらニタニタと笑う立派な日本人になりましたトサ。
※1/18のNew Year 筝 コンサートの様子をアップしました。
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