宮崎加奈古(雅是歌)箏・三弦リサイタル                    2008/05/11(日)函館市芸術ホール

宮崎加奈古です。1 宮崎加奈古です。2 お客様の声 裏方の声 プログラム

宮崎加奈古です。その1

箏・三弦・十七弦・尺八・・・和楽器。
曲の魅力、楽器の個性と魅力、音色の魅力、テクニックの妙、それら全てを伝えられる人になりたい・・・という偉大なる(?)願望を持って演奏家を目指し東京にて研鑽したはずの私でした。
その夢を支えにしていろいろな活動を続けてきました。

初めてのリサイタル(1983)は東京の師・唯是先生にも特別出演していただき、東京の楽友達や函館の音楽家の方達にも助演していただき、出演者がいっぱい!のリサイタルでした。
「これからこの函館で活動しますので、よろしくお願いします。」
といういわばお披露目的な会。

今回は25年ぶり。
ソロと二重奏とアンサンブル一曲=シンプルなリサイタルでした。
こういう内容でのリサイタルは初めて!(理想でした。)
気がつけば25年が過ぎていた・・・というだけのことなのですが、されど25年。
この月日の中、箏や三弦や尺八の魅力って?
私自身の音楽に対する純粋な気持ちってどういうこと?
常に自分に問い続けていたような気がします。

言葉では伝えられない分、演奏でお伝え出来るかな?
お伝え出来るかどうか試してみたいな〜。
どんな風に感じてもらえるのかな?・・・という思いから「リサイタルをやる!」に至りました。
私なりの勝手な感覚ではありますが、リサイタルとコンサートは異。
コンサートは曲を楽しむ、雰囲気を楽しむ、という比率が大。
リサイタルは、(私にとっては)自己を見つめる、自分の思考に執着する、自己の表現究極の場にしたい。
要は自分をされけだしてしまいそうな場、そんな感覚です。

シンプルなステージで弾きたい、装飾が無いステージが好き、照明も凝ったものにはしたくない。
要は「何も無くていいの。楽器と演奏者がそこに居ればそれだけでいいの。」
そういうステージが好きなので、そうすることにしました。

私自身の演奏は・・・「よく頑張った」と思います。
精一杯弾けたし歌えたと思います!(自画自賛!)
だって、なんであれとりあえずは今の実力なのですから。
大きなミスやハプニングも無く、響きの良いホールでマイクを使わず、生の音で演奏出来た時間は、とってもとっても「夢心地☆」の時間でしたもの!
課題が見えた時は次へのステップアップに繋げます。(ポジティブ!)

つづく