函館音楽協会 春季定期演奏会 2003/5/17(土) 函館市芸術ホール

函館音楽協会  三曲協会

萌える春

函館音楽協会・春季定期演奏会で演奏してきました。
平成14年度協会賞・奨励賞受賞記念演奏会でもあり、受賞した方々の演奏は全14ステージのプログラム後半11番〜14番。
私は一般の部でプログラム6番目。

松石 隆さん(フルート)に共演をお願いして、

長沢勝俊作曲の「萌春」を演奏しました。

写真はリハーサルの時のものです。
この曲は過去4回ほどステージで演奏した事がありますが、技術が難しいこともあって若干消化不良気味の感あり。
この曲を自分自身で仕切りなおしをしてみたいという思いもあって、今回出演することに決めた訳なのです。
当日本番は心ゆくまで「萌える春」であり、今までとは違った「味」「感情」を出せたような気がします。(自己満足・・・。)

さて 松石さんは大学の教官であり、フルーティストでもあり、の方ですこぶる素晴らしい演奏家です。
筝との曲を演奏するにあたっては、演奏技術は申すまでもなく、音色や雰囲気などに細やかに気を使ってくださって、音楽的表現は繊細さと抑揚と・・・etc.
音楽を大きく捉えてくださる方とお見受けします。
(宮崎の勝手な感想です。)
お陰さまで心地よく思う存分演奏できました。

クラシック音楽の演奏会に和楽器は「筝」だけ。
異質かな〜?場違いかな〜?という懸念は思い過ごしだったようでした。
音楽協会の方々とのおしゃべりも楽しい時間でしたし、筝を聴きなれていない方々にも
聴いていただけた事も喜びのひとつでした。

かなこ

report by kanako  photo by sayuri