カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

芸術から食欲へ by かなこ

2005/11/21

一昨日19日(土)は、11月14日のカナコラムでお知らせした函館音楽協会の秋の定期演奏会でした。
タイトルは「アンサンブル!ENSEMBLE!!Vol.2」、全9ステージ。

アンサンブルモジェというヴォーカルグループの歌には、あたたかさと心地よさと真剣さを感じ、声が持つ「色彩」の妙味に感銘を受けました。

マリンバアンサンブル木精というグループが演奏した「MEGAS」という曲が始まってすぐに、ふと昔インドネシアで聴いたガムラン音楽がよみがえりました。
とっても神秘的な響きに感じました。
基本的五感が蘇ったみたい・・・と言いますかしら。
チェンバロとフルートとオーボエのトリオソナタは、とってもオシャレで優雅な空気が流れたみたいに思いました。

・・・な〜んて、これは私の勝手な感想です。

ちなみに私はソプラノの先生から依頼されての、宮城道雄作曲の『秋の調』の筝を演奏してきました。
前奏部は筝ソロなんです。
木の葉が舞う情景を想像しました。
中間部のクラリネットとの二重奏部は、鳥の声や空を想像しました。
秋を謳う気持ちで弾いたつもりです。
「芸術の秋」の一日でした。

そしてそして「芸術の秋」は「食欲の秋」へと・・・。
コンサートが終わって反省会。
反省会会場はレストラン。
美しい色合いの美味しいお料理&飲み放題!
私は車でしたのでウーロン茶。
話に花が咲く楽しい反省会でしたから、ウーロン茶でも充分酔えましたわ!

デザートがテーブルに運ばれてきた時のことでした。
函館音楽協会会長でアンサンブル木精主宰でもある市川須磨子先生が、メンバー(ご門下らしい)に「写真写そう!」と言うではありませんか!
「どうして?」と思わず聞いてしまった私への先生の答えは、
「私、お料理なんかの写真写すの好きなのよ〜。」でした!
日ごろキビキビと「きっちり仕事をこなす」という凛としたタイプで、頼もしいお方とインプットしていましたので意外な展開でした。
市川先生のチャーミングな一面発見です!

ついでに?私も携帯で写しましたのよ。
美味しそうでしょ?
プリンのカラメルはパリパリ食感でした。
食欲の秋でもあるこの季節は、馬ばかりでなく人も肥ゆる秋かと・・・。
おいしい秋の宵。

折々の時間を大切にしたい・・・という思いが濃い、敏感な心地になるのは、やはり「秋」だからなのでしょうかしら。

11月のスケジュールをアップしました。

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