カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

酔って候  by endy

2005/10/06

ども、吹奏楽の旅にはまっているendyです。

●あの人がそんな事を!

皆さん、お酒は飲まれますでしょうか?
個人差はありますが、お酒を飲むと「酔う」という生理現象がおきます。
この「酔う」という生理現象は、酒を飲んだ本人も思いも及ばない奇行をさせてしまうことがしばしばあります。
これはお酒を飲む方だけじゃなく、飲まれない方でもこの奇行を目にされたことがある方は少なくないのではないでしょうか。
かくいうこの私も自分も含めて様々な奇行を見てまいりました。
まさに「あの人がそんな事を!」というようなことが起きるものなのです。

●車から手を振って

普段から酔うと人格が変わると評判のKさん。
その日は、夜中の3時頃にお店に現れました。
すでにかなり酔っている様子で、しばらくすると腰掛けた椅子と一緒に後ろにひっくり返ってしまいました。
聞けば、近くに自分の車を停めてあるらしい。
「これはマズイ」と思った我々は、
「運転代行車を呼ぶから車を停めた場所を教えて。」
と聞くのですが、本人は「忘れた」の一点張り。
やっとのことで車の場所を探し出し、代行車にKさんを押し込むことに成功。
「やれやれ」と思い、店に戻ろうとする我々の耳に

「うぉー!」という叫び声が。
振り返ると、Kさんが代行の運転手さんが運転する自分の車から身を乗り出し、箱乗りになって叫びながら手を振っていました。

●大きな忘れ物

さて翌日、Kさんを一緒に車に乗せた知人の家に行ってみたところ、あのKさんから連絡があったという。
「俺、昨日どうやって帰ったんだっけ?」というKさん。
「何か忘れ物でもしたの?」と聞くと、
「うん、朝起きたら車がないんだよねぇ・・・」
えぇぇええ!車がないの?どうやって帰ったのよ、じゃ!
どうやら、箱乗りの状態で走り続けたので、運転手さんがサジを投げ、「降りてください」とどこかで捨てられたというのが真相らしい。
それにしてもなぁ、自分の車を忘れるか?

●住所はどこ?

そんなKさんは、普段はとっても穏やかでいい人。
それが飲んでしまうと途端に人格が変わっていくのです。
まるで「ジキルとハイド」といったところ。
ある日、Kさんと一緒に飲んでいると、いつものように目の色が変わり、危ない雰囲気に。
「もう帰る」というKさんにただならぬ雰囲気を感じた私は、一緒に外に出てタクシーに乗せることにしました。
店の前のタクシーに乗せることに成功し、後は行き先を運転手さんに告げるだけ。
「Kさん、住所はどこ?どこに行けばいいの?」
そう言うと、Kさんはうつろな目をして、
「前の女の人をつけてって。」
運転手さん、「降りてください。」

●私、脱ぎましたか?

そういう私も先日やらかしました。
久々の出張で札幌に行ったのですが、滅多に会えない友人と一緒に飲むことになったのですが、話は当然のように盛り上がり、美味しい泡盛をロックでゴンゴンおかわり。
その足で2件目のワインバーへ行き、ちょっと高めの赤ワインを二人で1本。
そのボトルが半分位になった頃からの記憶が怪しい。
私の泊まっているホテルにタクシーで送ってもらい、フロントでキーをもらい部屋へ・・・。
するとホテルの人が慌てふためいた声で、私に叫ぶのです。
「お客さま、お客さま!お部屋までご案内いたします!」
どうも私、ロビーを部屋と間違えてズボンを脱ぐところだったらしい。
どうも記憶がおぼろげなので、本当にそんなことがあったのかどうかもよくわからない。
まさかフロントに「私、脱ぎましたか?」と聞くわけにもいかないし・・・。

秋韻コンサートVol.14のリポートをアップしました。

感想・ご意見をお聞かせください。

miyazaki.kanako@gmail.com