つい先日、市内の某短期大学の特別公開講座に行ってきました。
「イラク戦争は何をもたらしたか〜これからの日本はどうなる〜」
『熱血 鳥越俊太郎が鋭く語る!』という講座。
イラクでの取材の体験談を熱く話す鳥越さんの話は、現地取材ならではの「本当の話」でした。
自ら写した映像や同行者が写した映像などもあり、フセイン元大統領が潜伏していた地下室の狭い入り口から鳥越さんが入って行く姿も映し出され、横たわるしか出来ない程の狭い空洞の中の空気孔パイプまで写ってました。
その「穴」の入り口周囲には、アメリカ兵数十人が警備している訳です。
アメリカ軍の誤爆によって傷ついた人々の話や映像もありました。
手も足も光も家も失った青年の問いかけは
「私の未来はどうなるんでしょう?」
「私は何も答えられませんでした。」と話されていました。
「いつ襲われるかわからない状況の中、アメリカ兵だって怖いのですよ。」
「大儀ない戦争・・・これは侵略ですよ。世界に向けてのあんなに堂々とした嘘。私は許されないと思う。」
死を覚悟して遺言メッセージまで残して臨んだというイラク取材。
鳥越さんは「私はニュースの職人なんです。」と話していました。
90分という講演時間は短かったです。
さて、鳥越さんのことを「今が旬のジャーナリスト」と紹介した司会者(短大の先生)。
「旬・・・?」
確かにそうかもしれませんが、なんとなくブームだから乗らなきゃみたいな言葉に聞こえてしまってムッとしてしまった私。
私は鳥越さんの歯に衣着せぬ言い方が好きだし、生々しい感情や人間性を勝手に想像して自分の言葉で伝えようと言う姿勢が好きで、昔からのファンなのです。
講演終了後、「客席の方で何か質問がある方はいらっしゃいませんか?」
という展開になり、そこにはハンカチを振りながら挙手をしたお一人のご婦人の姿がありました。
その女性の質問とは
「鳥越さん、体調はいかがですか?これからもず〜っと
頑張ってください。お元気で!」
ワクワクしながら話すオバサマの呼吸までマイクに入っていましたわ。
それって質問?まあ、いいか・・・。
ちょっぴりお勉強してきた宮崎でした。
※9月のスケジュールをアップしました。今年も秋韻コンサートがやってきます。
|