カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

「KOTO」と言う名の携帯電話 by かなこ

2004/05/24

近々「KOTO」という携帯電話が発売されるそうなんです。
何ゆえに「KOTO」?
《「KOTO」は現代に残る普遍の美をコンセプトに和とモダンを融合させた斬新なデザイン》なんですって。
《和楽器の琴が持つ胴面の張りや直線をデザインに取り入れた〜云々》とも書いてありました。

「そういうこと(琴?)なのか〜。」(ダジャレですみません。m(_ _)m)
※ここでちょっと一言。
 琴と筝、何気なく使われているこの二文字についての疑問はまた後日書きますね。

筝(こと)って、確かにシャープなラインを持った楽器ですね。
でも、今までそういう視点で我が愛する楽器「筝」を眺めたことがありませんでした。
写真やビデオ・・・。
いつもは演奏している時の雰囲気や姿勢などをチェックしたいがための物なのですが、この度改めて楽器に視点を向けて見てみました。

椅子に腰掛けて演奏する時(立奏と言います)の筝を見ると、そのシャープな姿がより一層映えるような気がしますね。
和服で緋毛氈(ひもうせん)の上に座って演奏する時(座奏と言います)の筝よりも、そのシャープさが際だって見えるように思いました。
立奏台に筝を乗せて弾く時には、筝の下に空間が出来るからなのでしょうか・・・?
近くで見る時と遠くから見る時、会場の広さ、筝の木目や色あいの違いなどにも関連する
見え方の違いもあるのでしょうが、確かに直線美。

折りしも、つい最近のコンサート・函館音楽協会春季定演を聴きに来てくださった方から
「ステージ上の筝を見た瞬間、筝の形って細長くて薄くてとっても繊細で綺麗!って思いました。」
と言われましたもの。

さて、この携帯「KOTO」に搭載されている着信メロディーは40和音のモダンなJAZZナンバーなんですって。
「筝の音」も入っているのかしらね〜。
それは無いか・・・?

情報通のendyさんから最近教えてもらったニュースにちなんだ「ひとりごと話」でした。

函館音楽協会春季定期演奏会第92回函館三曲協会演奏会のリポートをアップ。

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