カナコラム  (更新は毎週月曜・木曜の予定です)

ウエストライン、行方不明!

2003/11/27

北海道立函館美術館で開催中の「中原淳一展」に行ってきました。
副タイトルは、
『装う、暮らす、生きる。すべてに「美」を求めた芸術家の生涯』。
この企画展の案内状を頂いて中にあるパンフを目にした時、「あッ!みたことがある顔だわ!」と思いました。
いつの頃見たのかは覚えていませんが、見覚えがある絵であり、描かれた女性の顔は懐かしい感じでした。
きっと生活雑誌か少女雑誌かで見たのでしょうね。
目がパッチリ、ウエストはキューっと絞ったように細い、お洒落な洋服で髪型もステキ!
昔の言葉で言うならば「モダン」でしょうか?
現代のモデルさんみたいな感じかな?

中原淳一さんは大正2年生まれで今年没後20年。
今ご存命であれば90歳くらい?
大正生まれの人がどうしてこんなにも西洋的な感覚の美の思想を持ったのかしら?と不思議に思い、早速図録に載った文を読みました。
子供の頃に欧米文化に触れて育ったということで、環境の影響もあるとやら。

スタイル画、挿絵、創作人形、デッサン、デザインしたウェディングドレスや洋服、室内インテリア等々、500点も展示されていました。
オードリーヘップバーンや大地真央、神田うの、ピーター(タレント)に似た顔の絵もありました。
竹久夢二に傾倒していたそうで、初期の頃に描いたという女性の絵は「竹久夢二」の絵とそっくり!

来場する方の年齢層によって感想は様々でしょうが、きっと「懐かしい!」と思う方が多いのではないかな〜と思いました。
若い人ならどんな感想を持つのでしょうね。(感想に興味あり)

美の世界を覗いた帰り道、顔やスタイルはどうしようもないので、とりあえず姿勢だけでも美しくしたいと思った宮崎です。
胃下垂による(・・・と思い込んでいる)腹部の膨らみと、ウエストラインの行方不明を気にしつつ・・・。


河口湖中原淳一美術館

かなこ

 

12/23(火)「宮崎加奈古 気ままに箏ライブ vol.1のスケジュールをアップしました。

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