カナコラム  (更新は毎週月曜・木曜の予定です)

選挙と大根

2003/11/10

立冬も過ぎ、いよいよ秋にも終わりを告げる時。
木々にひそかに残る枯葉が寒々しい感じに目に映ります。

昨日は衆議院議員総選挙投票日。
私は政治音痴で、尚且つ勉強不足。
選挙公約=抽象的。
政権公約「マニフェスト」=現実的。
というような違いしかわからないまま、又なんで「マニフェスト」と言うの?日本語じゃ駄目なのかしら・・・といった狭く乏しい感覚しか持たないままでの投票日となりました。
「お願いしまーす!」の連呼の声が聞こえない静かな日曜日の午後、木枯らしの中、有権者の一人として「貴重な一票」の権利を施行して来ました。
でも「だから何?」というくらいしか私には良くわからない政治。

空模様によって投票率が変わるといわれる選挙。
昨日の函館はうす曇り。
有権者の動向が気になりつつも、「闘い済んで日が暮れて・・・。」の選対陣営にとっては、しばし静寂の一日?いや半日なのでしょうね。
時あたかも、明日は世界平和記念日。
一庶民(私)の大雑把な願いは「平和」であること。

最高裁判所裁判官国民審査。
この投票用紙を手にした時には、迂闊にも「エ〜?」でした。
正直を言うとこの投票は知らなかったので、調べていないし調べる由もないし調べる手段も知りません。

認識不足を恥じつつの帰路、ふと目にしたものがあります。
それは「大根」。
お漬物用の大根を軒先につるしてある家がありました。
我が家の味、家庭の味を大切にして暮らしている人々の楽しみの景色。
「平和」な冬待ちの候の景色。
人々の営みが崩れるかもしれないというような不安な世の中にだけはならないでほしいと願うばかりです。

  

かなこ

 

10/12(日)北海道三曲連盟第10回定期演奏会のリポートをアップしました。

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