(更新は毎週月曜・木曜の予定です)

春のドカ雪

2003/03/10

啓蟄も過ぎ、幹線道路の雪もほとんど消えて、いよいよ春と呼べる季節が来た、とすっかりスプリング気分でいましたが、3月8日土曜日の朝、外が異様に白いことに気がつきました。
なんとそれは雪の光でした。
屋根にも樹木にも雪がどっさり乗っかっているではありませんか。
この時の函館の積雪量は、今季最大の41cmだったそうです。

玄関を開けてみれば、門扉が開けられないぐらいの積もりようで、早速雪かき開始。
水分をたくさん含んだ重い雪なので「雪押し」では手におえず、スコップに持ち替えましたが、スコップには雪がべったりくっつく始末。

近所のオジサン達は、それぞれの自宅前の雪山を横目に良く通る大きな声で井戸端会議中。
「やれやれ。この大雪は道南だけに降ったのかな〜、どうなん(道南)だろう?アハハ。」
(オヤジギャグ・・・)
「今年最後の『あがきの雪』なんだろうさ〜。結局は、1年間に降る雪の量は、例年決まってるんだよな〜。」などと言いながらセッセと元気に雪かきに精を出していました。

オジサンパワーに啓発され、オバサン宮崎もノロノロと雪かきに励んでいましたら、「先生、泣いてるかと思って来てみたよ。」と年下の友人・Sチャンが助っ人に来てくれました。
若さゆえか、機敏な性格ゆえか、「雪除け」の早い事早い事。
「なんで今頃、こんなに降るんだろうね〜。今朝ビックリしちゃったよ〜。」
などとブツブツ言う私に「黙ってやりなさいって!」と笑顔の一喝。
彼女は爽やかに「じゃあねー!」と帰って行きました。

Sチャン、早業(はやわざ)援護サンキュー!

『啓蟄を 過ぎてまた来た 雪の山
        虫も景色も 行きつ戻りつ 』 (カナコ)

※啓蟄=けいちつ。二十四節気のひとつ。冬ごもりの虫が地中からはい出ること。

かなこ

  

第5回OHNUMA MUSIC STREETのリポートをアップしました。

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