日韓伝統音楽のひととき 〜伽耶琴と箏のコラボレーション〜         2012/08/04(土) 旧相馬邸

かなこリポート プログラム

韓国の伽耶琴演奏家、河 京美さんと演奏会を開きました。
<出演>
伽耶琴  河 京美(Ha,Kyung Mee)
箏     宮崎加奈古

平成24年夏真っ盛りの8月4日。
2種の弦楽器によるコンサートは、無事盛会にて終えました。
とっても和やかなコンサートでした。

チケットは限定80席が全て完売になったので当日券は販売出来なかったのですが、せっかくお来て下さったのだから・・・とお入れしたそうです。
お蔭様で、外国の方のお姿もあったり、立ち見の方もいたりとすごい状態・・・。
ありがたいことですが、お客様はさぞや大変だったことと思います。

8月1日

京美さんに初めてお目にかかりました。
そして急遽「杖鼓」(チャンゴ)が入る事になったと聞きました。
「伽耶琴と杖鼓」という正統な形式の演奏をなさる。
これはお客様にとっても嬉しい事のはず。
間近で拝見拝聴出来るチャンスなど、そうそうありませんからね。

 

8月2日

「アリラン」と「さくら」を宮崎宅にて練習。
京美さんは とってもとっても感動してくださいました。
音楽っていいですね。
箏を少しお弾きになったのですが、とてもお上手!
実は、私の演奏を見て聴いて、早速、箏のテクニックを伽耶琴に取り入れられたのですよ。
すごい音楽の感性!

 

8月3日

この日も午前中に合奏練習。
京美さんが楽譜をご持参くださり、
「この曲も今度演奏しましょうよ」ということになりました。
この譜面が難しそうな譜面だった・・・^_^;

京美さんは「さくら」をとっても好きだとおっしゃいまして、
「日本の歌(曲)をもっと知りたい。またコラボレーションをしたい」
と話してくれました。
私は「譜面を集めてお渡しします」と約束しました。
すると京美さん、

「是非韓国に来て下さい」と言ってくださいました。
嬉しい事です。
実現出来るかどうかは分かりませんが・・・ワクワクです。

 

8月4日

気温は幾分か下がり、和服&韓国の御衣装(チマ チョゴリ)の我らにとっては、少しばかり過ごしやすくなったのでラッキー。
4:00開場、4:30開演。
終演予定は6:00の予定。(実際は5:55に終演しました)

京美さんのお兄様が北海道教育大学函館校の先生で、今回のコーディネーターと通訳を担当くださいました。
微笑ましい兄妹の一コマもあり、一人っ子の私としてはちょっと羨ましかった訳です(笑)。

「お客様が好意的な眼差しで見て聴いてくれた」と京美さんはとってもとっても感動なさっていました。

 

内緒話

京美さんは2日に把握なさった箏のテクニックを伽耶琴で実現!
「やったね!」と思った私。
二人で顔を見合わせて「ニヤリ!」
我々にしか分からない「ウフフ」の時でしたの。
お客様は「なんで笑っているんだろう?」と思った事でしょう!ウフフ。

アンコールでは「アリラン」の演奏に重ねて日本の歌「ふるさと」を箏で弾き、お客様に歌っていただきました。
私たちとお客様全員でのコラボレーションです。
コンサートを終えて京美さんの顔を見たとき、京美さんの目から涙がこぼれそうになっていました。
「音楽は国境を越えた・・・」とどなたかが言ってました。

打ち上げ会場では正調の「アリラン」を歌ってくれました。

夢のような楽しい4日間。
仲良しになれて良かったです!
もちろん再会を約束してお別れしました。

ご来場くださった皆様、主催者の皆様、会場設営のスタッフの皆様、
ありがとうございました。

 

 プログラム

photo by R.Yoshino