湯の川オンパク 〜若松の夕べ〜箏の調べとともに〜              2007/04/01(日) わか松

4月1日のエイプリルフールの日 何事も無く無事演奏してきました。
昨年秋のオンパク(一回目)の時は、松石 隆先生との「箏・木管フルート」のコンサートという形での演奏。
強い味方とご一緒だったので♪気も軽く〜♪でした。
が、今回は箏だけの「演奏会」。

ソロ4曲と門人の平野さんと内藤さんを巻き込んでのアンサンブル2曲。
「毎度!」の事ながら緊張というかなんとなく不安というか・・・でしたが、心落ち着けての演奏につとめました。

まずは自己紹介的ご挨拶に立った私。
いきなり目に入ったのは最後列にお座りになっているお方。
松石先生ご夫妻でした。(ドキッ!)

今回のオンパクテーマは「おいしいお出かけ」。
「若松の夕べ」は箏演奏&美味しいお菓子&温泉&お料理という企画。
この企画に参加なさった方の中には

「今日の演奏はどんな感じかな?」

と箏の演奏に興味津々かと思われるお弟子さん・知り合いの方もおいででしたし、

「たまたま箏を聴くことになったのよ〜」

という方もいらっしゃったで事でしょう。
演奏した大広間の空気は種々の感情が混在。
私にはそう感じました。
私が関わる演奏会やコンサート、ライブの時の「聴きに来ました!」の空気とは若干異質。
これはオンパクならではの雰囲気なのだな〜と思いました。
その感は昨年よりも強かったのは何故かしら?

私は好きな曲を楽しく演奏しました。
私には演奏したい曲がたくさん有ります。
聴いて欲しい曲もたくさん有ります。

地歌(江戸時代の作品=古典の唄もの)も演奏したい。
三弦(三味線)も弾きたい。三味線と箏の曲も弾きたい。
歌曲も演奏したいし、現代曲も・・・。
でも地歌は和服を着て正座で弾きたいし、現代曲は洋服で弾きたいし・・・etc。
今回も昨年と同様で金屏風に緋毛氈。
でもお客様が座る椅子の高さとステージの高さを考えると、演奏者も立奏台と椅子使用のほうが姿としてはベストかな〜・・・とか。
まあ〜、いろいろ考えましてのプログラムでした。

プログラムは下記のとおり。

沢井忠夫作曲の 二つの変奏曲より「さくらさくら」 で開演。
六段の調べ
波の戯れ
・・・休憩タイム=茶菓・・・
サマーウィンズ
綺羅
ロンドンの夜の雨

演奏終了1時間ほど後に懐石料理だったそうです。
料理長の阿部様から「お食事を!」とお誘いいただきましたが、あいにく所用があり早々に引き上げた私達。
次のチャンスにはご馳走になりますゆえ!

「おいしいおでかけ」
お箏の演奏は美味しかったのかしら?

 

photo by yagi, reported by kanako