平成15年度函館音楽協会協会賞受賞 2004/1/31(土)

平成15年度函館音楽協会協会賞を受賞しました。

協会賞表彰規定
過去からの実績の蓄積、及び当該年度中における郷土の音楽文化向上推進への特段の功績が認められる事業、あるいは活動した個人や団体に授賞します。

宮崎加奈古の受賞理由
筝曲美音和会を主宰し永年に渡り伝統的な筝曲・地唄・現代邦楽の演奏及び指導者として積極的に活動。さらには常に筝の多様な可能性を追求し、古典的な演奏技術を基本としてあらゆるジャンルの音楽の演奏や洋楽との融合に意欲的に取り組む。
その作品は主に自主企画コンサート「秋韻」にて次々と発表し、現代音楽としての斬新な表現が高く評価され、和・洋の枠を越えたニューリーダーとして
函館圏の音楽文化の振興・充実に大きく寄与された。


このような立派な受賞理由を書類でいただきました。
誠に光栄なことです。
我が筝弾き人生を少し振り返ってみました。
筝が好きで好きで、弾いていることが何よりの「癒し」である私は、確かに休むことなく弾き続けてきました。
模索重視より度胸先行の時期もありましたが、無駄になった事柄はまったくありません。
お弟子さんをはじめ、多くの方々の応援に勇気をいただき、自由な活動が出来たようにも思います。

受賞理由にある「秋韻」というコンサートは1989年に始めました。
昨年通算12回を数え、今年も9月11日に開催します。
今年も「開けてビックリ!」の新鮮さを聴いていただけるようにと内容を検討中です。
このコンサートにゲストとして出演してくださった音楽家の方々の共演を得たことによって、完成度が高いステージと評価されたと思いますし、また聴きに来て下さる方々の後押しによって、継続してこられたと思っています。
この場をお借りして、多くの皆々様に感謝いたします。

1月31日、市内のホテルで函館音楽協会協会賞の授賞式が行われました。
5月15日の函館音楽協会春季定期演奏会で、受賞記念演奏を致します。
今 何を演奏させていただこうかと楽しく考えています。
今後もマイペース乍ら 様々に「筝」を活用し、合わせて伝統性を大切にする心を持ち、「筝の基礎=原点」を忘れず「丁寧に音楽を!」を心がけて邁進します。

以上ご報告でした。

かなこ

report & photo by kanako