皆方昭司のかめばかむほど(FMいるか) 収録 2003/03/06(木) 宮崎宅

FMいるかのパーソナリティー、皆方昭司さんが、初めて筝演奏にチャレンジした様子が放送されました。
『バラエティー番組なので気楽な感じでOKです。』というお話でしたが、皆方さんは結構?真剣にチャレンジなさっていたように見えました。
1時間程の練習で、「さくら」が弾けるようになり、放送では歌いながら淡くソフトな雰囲気の「さくら」の独奏を披露されました。

ご本人の満足度・感想はいかがなのかは別にして、「先生」と呼ばれた私の感想としては、皆方さんは「感」の良い方だと思いました。
習得する技術を持っている方というのでしょうか。

皆方さんご自身も、一緒に収録に来てくださった番組スタッフの杉浦さんも、「筝」に対するイメージは、やはり私が想像した通り、「古風」「静寂」「正座」「正月」「春の海」・・・etcといった「徹底的な和」のイメージを持たれていた様子でした。
それは決して間違いではありませんが、いろいろとお話させていただくうちにイメージが少し変わられたようでした。

この放送(3/8(土)16:05からでした)ではCD『〜奏〜』から「みだれ」(筝ソロ・古曲)の冒頭部分とCD『K's crew』から、「交差点」(オリジナル・リズミカル・西洋音階)をバックに流してくださいました。

それに加え、皆方さんは、現在の筝の音楽世界も様々なのだというコメントも述べてくださいました。

「筝に対するイメージ=古いものオンリー、という固定観念だけを持たないで欲しい」という内容の私との会話も放送していただけましたので、リスナーの方にも、いくらかは現代における「筝の姿」を理解していただけたかと思っています。

  
短い時間でしたが、楽しい出会いと新鮮な交流に感謝します。

伝統的な古典を大切に尊重しながら、現代曲もあり、西洋楽器とのコラボレーションもあり・・・といった現実。
「筝という楽器」は多岐にわたって活躍している「現代に生きる楽器」であること。
そして新しい曲が生まれ続けているということも付け加えさせていただきます。

皆方さん、杉浦さん、意義深い時間をいただき ありがとうございました。

かなこ

report & photo by kanako