カナコラム  (更新は毎週月曜・木曜の予定です)

ビヨヨヨ〜ン!

2003/10/09

「あつまれ!みんなの音楽in函館」。
10月5日のこのコンサートは盛会のうちに心地よく無事終了しました。
endyさんが早速リポートにアップしてくれましたので、ステージの様子はある程度想像していただけるかと思います。

函館実行委員会の委員長・佐々木茂先生(北海道教育大学副学長)から、当初
「フィナーレのサマータイムは筝ソロで、筝らしいニュアンス多様で弾いてね。」と言われ、「エ〜ッ!どうやって・・・?」と悩み続けた数ヶ月。
9月6日の私のコンサート「秋韻」を聴きに来てくださった先生に、「出来ませんから降ります。」と遂に訴えてしまった私。

9月中旬、先生から譜面(五線譜)がFAXで届きました。
〜待てば海路の日和あり〜
気持ちがホカホカするように「うれしいー!」

って感じでした。
が、創意工夫は自力でしなければいけませんので、譜面とにらめっこしながらチューニングの設定研究をし、筝らしいニュアンスを加味するという宿題を解決し、その他諸々をクリアさせましてフルート・ピアノ・筝による『子守唄風サマータイム』が完成したのでした。

声楽(ソプラノ)で出演したK・Hさんが交流会の時に、
「筝の『ビヨヨヨ〜ン』っていう響きにゾクゾクしましたー!」という感想の言葉をくださいました。(筝らしさは発揮できたか!)
『ビヨヨヨ〜ン』とは左手奏法の余韻の面白さのことらしいです(^-^*)!

なにはともあれ「面白かった、楽しかった」というお客様の声を聞き一安心。
大きな会の成功の裏には人知れずの努力が演奏者・スタッフともどもに強いられる訳で、そういうことがあるからこそ、より一層の充実感を味わえるのかもしれませんね。

ビヨヨヨ〜ン!安堵の余韻話でした。
  

かなこ

 

10/5(日)「あつまれ!みんなの音楽in函館」のリポートをアップしました。

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