カナコラム  (更新は毎週月曜・木曜の予定です)

剣舞(けんばい)

2003/07/28

7月というのに肌寒い日の連続。
ビアホールも閑散としているとやら。
「湯豆腐を食べたい!」とは言わないまでも、私の好物「冷やし中華」には、なかなか気持ちが向かない「夏」を過ごしています。
九州では水害、東北では大地震。
被災者の方々には心からお見舞いを申し上げます。

そんな中にありながらも確実に「夏祭り」の時期は、日本各地に到来中ですね。
当地・函館も8月1日〜5日まで、恒例の『函館港祭り』が開催されます。

2日と3日に行われるパレード「ワッショイ函館」は、なかなか華やかです。
港踊りや、いか踊りなど、衣装を凝らしてのパフオーマンスが賑やかに繰り広げられ、私が子供の頃に楽しんだ港祭りとはかなり異なる風情です。
そうして、年々盛大になっているようです。
函館の祭りの一大ページェントと言えるでしょう。

今年は郷土芸能「鬼剣舞 おにけんばい」がこのワッショイ函館に参加(初登場)するそうです。
「鬼剣舞」は北上地方に伝わる踊りで、お囃子が4〜6名。
踊り手が8人で構成されているんですって。
鬼の面を付け、袴 太刀などの衣装で勇壮に舞うもの。

我がユニット・K's crewのオリジナル曲である「原体剣舞連(はらたいけんばいれん)」も東北の剣舞を扱った宮沢賢治の詩が母体となっている曲。
この曲を演奏して以来、「ねぶた」とも違うのであろう一種独特のリズムや、近隣東北地方の歴史的剣舞が身近に感じるようになりました。
ひと目拝見したいものと思っています。

足早に過ぎる北の夏。
精一杯謳歌したいと思う日々です。
  

かなこ

  

8/30の全道ハーモニカコンサートの予定を追加しました。(7/28)

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